わたしの見た風景


by kayauokamoto
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あの光

 藤色がかった、雨を含んだ雲のもっと遠い向こうに、もう沈む日の光を白く反射させている雲が見える。
 太陽の姿はどこにも見えないのに、その光は妙にまばゆくて力強い。
 そこへ軽やかに流されて横切る薄い黒い雲。
 その風を頬や二の腕に感じながらだんだんと赤く色をつけてゆく光と濃くなる影を見ていたとき、私は何故か妹のことを思い出した。
 汗をたっぷりかいた、あの子ども特有のむうわりとした頭皮の匂い。
 
 あの明るく光る場所に、夏があるのだと思う。
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# by kayauokamoto | 2009-07-01 23:59 | 風景